参加団体」カテゴリーアーカイブ

東京外環シールドマシン NON!|抗議行動

外環シールドマシン NON! 発進式 ヒューマンチェーン 抗議デモ

住宅地の真下 破壊貫通?! 世界最大級の難工事

地面が動き、家が壊れる 超危険トンネル 崩落時・住民避難対策は?なし!

破格1兆6,000億円
スーパーゼネコン、官僚、御用政治、御用学者
利権癒着式典に声を上げよう!

  • 日時:2017年2月19日(日曜日) 10時~12時
  • 場所:世田谷区東名ジャンクション(仮称)工事現場・シールドマシン発進式典入口横の路上
  • 集合:多摩堤通り野川・新井橋付近 付近見取図(Googe Map)

主催:外環ネット

第28回統一パレード・集会|高速横浜環状道路

高速横浜環状道路(圏央道)は1995年の都市計画決定後21年を経過しました。昨年8月に用地強制収用を行うべく事業認定が行われ強制測量・調書提示が始まっています。一方でトンネル等全面的に工事が開始されている状況にあります。

私たち沿線住民からなる4団体は計画発表された1988年以来、高速道路計画の抜本的見直しを求めて反対運動を行っており、統一パレード・集会も第28回を迎えました。

今年も事業者に環境対策等見直しを求めて統一パレード・集会を行ないます。

開催は以下のとおりです。多くの皆様のご参加をお願いいたします。

パレード

  • 日時:2016年11月23日(水・祭日) 10時~11時
  • Aコース:JR本郷台駅脇アースプラザ前(10時出発)~(11時到着)たいら台公園
  • Bコース:神戸橋遊水地前(出発9時40分)~(11時到着)桂台第5公園
  • 小雨決行(雨天によるパレード中止は午前8時までに決定します)
  • パレード中止の場合でも集会は開催します。

集会

  • 日時:2016年11月23日(水・祭日) 11時~13時
  • 会場:朝日平和台内たいら台公園

次第

  1. 11時00分開会 ファンファーレ(トランペット演奏:松平晃氏)
  2. 会場管理団体からのご挨拶(朝日平和台自治会長)
  3. 来賓の紹介・挨拶
  4. 友好団体紹介・挨拶
  5. ふるさと合唱
  6. 宣言文朗読
  7. シュプレヒコール(12時30分閉会)
  • 終了後、集会室にて懇親会(会費1,000円/人、任意参加)

主催:統一パレード実行委員会

東京外かく環状道路の都市計画事業承認への異議申し立て口頭意見陳述|橋本良仁(道路全国連事務局長)

2016年9月27・28・30日、東京外かく環状道路の都市計画事業承認への異議申し立てについての口頭意見陳述が行われ、9名が意見陳述を行いました。そのうち9月28日、道路全国連事務局長・橋本良仁による意見陳述の原稿を掲載します。

2016年9月28日

  • 道路住民運動全国連絡会 橋本良仁

はじめに

東京都八王子市高尾町1989-5の橋本良仁です。2014年3月28日付で国土交通大臣が行った、国土交通省告示第395号により告示された都市計画法第59条第3項および第4項の規定により、都市計画事業の承認及び認可をした処分に対する異議申し立てに関して、行政不服審査法第25条第1項ただし書きに基づき、申立人である「世田谷区在住の某さんの代理人として意見を述べます。

私が、道路問題に取り組んだきっかけは、国定公園・高尾山をトンネルで穿つ首都圏中央連絡自動車道の東京都内部分22.5キロメートルの建設計画問題でした。今から32年前のことですが、それ以来、道路をはじめ全国の公共事業問題と関わっています。

現在、私は道路関係住民団体の全国組織である道路住民運動全国連絡会の事務局長の任にあり、2013年からは、ダムや道路をはじめ、干潟の干拓事業、スーパー堤防、リニア中央新幹線、さらに沖縄の基地建設など全国の大型公共事業問題に取り組む住民や市民団体、ジャーナリスト、弁護士などが共同して設立した公共事業改革市民会議の代表も務めています。そのような立場にあるため、これまで重要法案審議の際は、参考人として国会の国土交通委員会や地方公聴会などにも出席して意見を述べてきました。

本日開催している東京外環道の都市計画の異議申し立てにともなう意見陳述をはじめとした公共事業に関連する行政手続きは、国民の世論や40年以上にわたる先輩や私たちの住民運動団体や市民団体の活動や行政に対する提言によって制度化されたものがほとんどです。これらの制度は、公共事業の透明性や公正性の確保、国民や関係住民との合意形成を目的としていますが、制度はできても行政の姿勢はこれまでとあまりかわりません。制度化された各段階の手続きを通過さえさせればそれでよしとする行政の姿勢に怒りさえおぼえます。制度はできても、その実はともなわない、「仏を作って魂を入れず」の状況がいまだに続いています。

国会や自治体の議会、さらに事業計画の公述などの機会に必ずお話しすることがあります。この陳述に職務として出席されている職員の皆さんに、ぜひお話ししたいことがあります。医者や弁護士や裁判官や学者やジャーナリストなどの専門職に方はそれぞれがその専門性をもって、そして皆さんは国家公務員として、己の信じるところにしたがって誠実に職務に向き合っていただきたいということです。本日の東京外環道の沿線住民の意見陳述に立ち会うという貴重な機会を大切にしていただきたいと思います。重な機会を大切にしていただきたいと思います。

ある省庁のキャリア官僚ですが、管理職に就くとき前任者から次のような申し送りがあったと話してくれました。「情報は可能な限り隠し、隠しきれない場合はだまして逃げろ、逃げ切れないときは嘘をつけ」と。

30年におよぶ私の経験からいっても、さもありなんと思う次第です。

東京外環道の経緯

改めて、東京外環道の歴史的経緯について述べたいと思います。

外環道の都市計画決定は1966年ですが旧法のもとでの都市計画決定だったため、沿線住民への説明はほとんど行われませんでした。沿線住民は大きな建設反対運動を展開し、関係自治体も建設に反対したため、1970年10月、当時の根本建設大臣が凍結を言明することになりました。その後、東京外環道建設は36年間凍結されたのです。しかし、1999年、東京都知事に就任した石原慎太郎氏は東京の3本の環状高速道路(中央環状、東京外環道、圏央道)の建設促進を表明します。石原知事こそ、凍結状態の東京外環道をフリーザーから取り出した張本人だといえます。

1999年6月、朝日新聞社の招待で沿線の住民団体代表3名がパリを視察します。この視察には、国や東京都の関係者も参加していました。その年の10月、朝日新聞社の主催で「東京・パリ都市交通シンポジウム」が開催され、住民団体の代表2名がパネリストになりました。このような経緯の中で、2002年6月から関係住民との合意形成を謳い文句にPI外環沿線協議会が開催されますが、2007年12月の国幹会議で地上部の建設は中止して大深度地下方式による基本計画が承認され、現在に至っています。

沿線住民と関係自治体の反対で37年間ものあいだ建設が凍結されていた東京外環道を何が何でも建設したい、そう考えた国や東京都、そして石原知事らはその打開策を練ったのではないかと思います。国民との合意形成努力をしているフランスのパブリックインボルブメント(PI)の制度に見習って、PIの誠実な実行を担保に沿線住民らを説得したのです。東京外環道の建設中止も選択肢の一つといった謳い文句で始められたPI沿線協議会ですが、沿線住民との合意形成は不十分なまま、強引に建設にこぎつけられてしまいました。

フランスのPIとは

国土交通省がお手本にしたというフランスのPIとは一体どんなものなのか、ここで紹介します。東京外環道で行われたPIと、その内容や合意形成を行う精神が全く違います。

昨年末、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)に、NGOの一員として参加するためフランスを訪問しました。滞在期間中、パリ郊外にある人口数万人のバニュー市の女性市長と懇談することができました。その中で、私は、高尾山で繰り広げられた大規模な公共事業である圏央道建設問題を例に、日本の公共事業の実情を紹介しました。「日本では国や自治体が一方的に進める大型公共事業によって貴重な自然が壊されたり、多くの住民が土地を奪われたりします。裁判を提起してもなかなか解決せず、どんなに反対しても最後は国によって土地や私有財産が強制的に取り上げられます」と紹介しますと、市長は驚いた表情でこう言いました。一員として参加するためフランスを訪問しました。滞在期間中、パリ郊外にある人口数万人のバニュー市の女性市長と懇談することができました。その中で、私は、高尾山で繰り広げられた大規模な公共事業である圏央道建設問題を例に、日本の公共事業の実情を紹介しました。「日本では国や自治体が一方的に進める大型公共事業によって貴重な自然が壊されたり、多くの住民が土地を奪われたりします。裁判を提起してもなかなか解決せず、どんなに反対しても最後は国によって土地や私有財産が強制的に取り上げられます」と紹介しますと、市長は驚いた表情でこう言いました。

「フランスでは、そのようなことはありえませんし、想像することもできません。バニュー市の都市計画事業は40年もの時間がかかりましたが、工事が始まったところです。この事業はパリからの地下鉄路線を郊外のバニュー市まで延伸させるとともに環境先進自治体としての街づくりを進めるものです。この事業は多額な予算が必要なのでその予算的措置を国に求めてきました。この計画は、大多数の市民の要望でしたが、それでも100%というわけではなく、事業に反対という主張の市民も、少数ですがおられました。

都市計画を進めるに当たり、私たちが心掛けたのは市民の声に丁寧に耳を傾けることでした。この事業計画の作成は市民と同じテーブルで話し合って何度も何度も計画を立案し変更しながら練り上げたものです。最終的な事業計画案について、何とか全ての市民との合意を得ることができて、建設にこぎつけることができました。何度も説明の機会を設けましたが、説明会になかなか足を運べない、また運びたがらない市民もいました。そうした市民にはクリスマス会などといった誰でも集まりやすいイベントの機会を利用して、少しづつ都市計画の内容をお伝えし理解が得られるようにしてきました。市民の合意なしでどうして計画を進めることができるでしょうか。バニュー市の主権者は市民です」。そして、市長は最後にこう言いました。「急がばまわれです。市民の合意が得られれば、都市計画事業はスムーズに進み、経費も安く上がります」と彼女は胸を張りました。日本の現状とは隔絶の感がありますが、かってフランスも現在の日本と同じように、国民はお上のやり方に従えといった上意下達のシステムでした。現在のフランスの合意形成制度(PI)は、国民の長い運動の中で勝ち取られた制度であり、日本のPIとは似て非なるものです。

全国どこでも住環境・自然環境の破壊

国土交通省は、道路事業を進めるに当たり、関係住民との合意形成の大切さを唱えますが、道路建設先にありきがその実態です。圏央道は国史跡八王子城跡と国定公園高尾山を直径10メートルのトンネルで串刺しにする環境破壊の道路として、28年におよぶ反対運動と12年間の裁判が行われました。

  • 運動や裁判の中で見えてきたこと
    • 担当課長を証人尋問
    • 国のB/C比を採用せず(住民側の主張も採用しなかった)
    • 会計検査院による国交省への勧告

八王子城跡の滝枯れや高尾山のトンネル工事による地下水低下、湧水の枯渇、オオタカの営巣放棄などの自然破壊、ジャンクションや高架による景観破壊について、司法はその事実を認定しました。

シールドマシンによる先進導孔の止水工法(地盤凝固剤の注入)+ナトム工法による拡幅工事によっても環境破壊を防ぐことはできなかった。

東京外環道の大深度地下工事は、これまで経験したことがない。技術的にも難しく、どれほどの費用を要するか、そして何よりも沿線住民の住環境や地下水などの自然破壊が心配される。破砕帯や固い岩盤を掘った八王子城跡や高尾山トンネルと比較すると東京外環道の地層は安定しているが、どんな工法によっても地下水や地上部に影響を与えない工事は不可能である。

全国の道路問題の事例紹介

国道43号線の沿線公害(最高裁で住民勝訴確定、遠藤騒音基準を改悪、幹線道路沿道基準など、広島国道2号線訴訟、湖西道路などの騒音被害、東九州自動車道のミカン農家の強制収用、名古屋第二環状(家屋被害)の事例、大深度トンネル工事などの外環道もしかり

道路を造らなくても渋滞はなくせる

1980年代、欧州の大都市は車の渋滞に悩んだ。イギリスはロンドン市内の渋滞緩和のため8車線の環状道路M25を整備したが、渋滞解消どころかM25が渋滞する結果になった。ブレア首相の率いるイギリス政府は、この原因を徹底的に調査しグリーンレポートという報告書にまとめた。その結論は、道路をつくれば便利になる、車利用が増大し、渋滞は減少するどころかますます増大する。ロンドンの渋滞を緩和するためには自動車の利用を抑制することだった。

東京都の環境白書(石原知事)はグリーンレポートを高く評価したが…。

イギリスは1998年に都市政策を大転換し、ロンドンの市内に流入する車に8ポンドを課税しました。結果、渋滞は大きく減少します。ヨーロッパの他の環境先進国である、オランダ、ドイツ、フランス、デンマーク、ノルウエーなどでも鉄道、バス、路面電車などの公共交通を充実させ、徒歩や自転車利用を進めています。を進めています。

このような交通政策は、排ガスによる大気汚染公害や地球温暖化防止にも効果をあげています。車に依存しない、徒歩や自転車の利用は、健康をはかり医療費の抑制にもつながります。多額な税金をつかって道路を造らなくても渋滞解消は可能であることの具体的な事例です。東京の環状高速道路や道路ネットワークを整備することで車の渋滞をなくそうという考え方は古い20世紀型のパラダイムであり、東京外環道や圏央道建設にたよる交通政策は、まさに時代遅れと言わざるをえません。

東京では、これまでどんなに道路を造っても車は増え続け、渋滞は解消されません。東京外環道や圏央道は1970年代に計画され、第四次全国総合開発計画で閣議決定された右肩上がりの経済成長のもとで可能なものであり、バブル経済の遺物です。少子高齢化社会に向かい、将来交通需要も大幅減少という現在、建設中止を視野に入れた検討が必要です。平成17年交通センサスによる将来交通需要は平成22年センサスを適用すべきです。

外環道建設で儲けるゼネコン

外環道路は当初予算の発表から7年目には事業費が3155億円増え1兆5979億円となりました。大手ゼネコンの4社を中心に工事金額の9割以上を受注しています。

国や中日本高速道路や東日本高速道路が発注した主な工事は約40件あって、契約総額は約6700億円で、その9割以上の約6373億円を鹿島建設、大成建設、大林組、清水建設の大手ゼネコン4社が共同企業体(JV)の幹事社として受注しています。工事規模が最大の本線トンネルの4工事も、この4社が幹事社として高値で受注し、落札額は約5315億円にのぼっています。大手4社の2016年3月期の決算では過去最高利益を更新しています。日本建設業連合会の中村会長(鹿島建設会長)は、定時総会で、「アベノミクス政策が功を奏し、建設業界は20年の低迷から脱することができた」と述べているほどです。まさに、政界が旧態依然とした旧来型の大型公共事業を重厚長大産業のために行っているのではないでしょうか。

負担を押し付けられる沿線住民はたまったものではありません。行政による東京外環道の説明は何度聞いても住民の目線から大きくかけ離れていると言わざるをえません。

オーフス条約、フランスの自治体訪問経験、先人の教え

圏央道もそうでしたが、どこの道路事業もある日突然、終の棲家である自宅の上に道路のルートが引かれます。やむをえず、住民は立ち上がるというのが実態です。誰一人好んで道路建設の反対運動に関わったのではありません。道路全国連の役員には、50年以上も活動を続けている人もいます。

オーフス条約の紹介

第1回国連人間環境会議で採択された「人間環境宣言」を受け、1992年にブラジルのリオデジャネイロで開かれた環境と開発に関する国際連合会議(リオ会議)では、環境と開発に関する「リオ宣言」が、気候変動枠組条約や生物多様性条約などとともに国際的合意がなされました。

リオ宣言の第10原則は市民参加条項であり、「環境問題はすべての望む市民が参加し、公的機関の環境に関する情報を入手し、意思決定に参加する機会、また、司法的・行政的な手続きに参加する機会が与えられなければならない」という趣旨のことが記されています。
この理念を実現するため、1988年にデンマークのオーフスという町で開かれた国連欧州経済委員会において、「オーフス条約」という国際条約が採択されました。この条約は日本ではあまり知られていません。私もわずか4年前に知りました。

オーフス条約は、「1.環境に関する情報へのアクセス、2.意思決定における市民の参画、3.司法へのアクセス(訴訟の権利)」、この3つを市民の重要な権利として位置づけることを行政に求めています。イギリスやフランスをはじめ46か国とEUが加盟しており、加盟国はこれによって国民と対話を図り、求められた情報は何でも開示しなければなりません。日本は批准していませんし、環境省はこのような国際条約があることを知らせようとはしません。

終わりに

陳述の終わりに、熊本県阿蘇郡小国町の北、大分県との県境で建設が強行された、下筌ダムの住民のリーダーの戒めを紹介したいと思います。ダムで湖底に沈む住民達は「墳墓の地を守れ」と立ち上がり、強大な国家権力を相手に堂々の戦いを挑みました。世に有名な「蜂の巣城」の攻防です。その顛末はまさに大型公共事業に対する住民の戦いの原点です。有能な指導者だった室原知幸さんの「公共事業は法にかない、理にかない、情にかなわなければならない」の戒めは、公共事業を進めるうえで、大きな示唆となります。

 

以上、私の希望を含めて陳述しましたが、2014年3月28日付で国土交通大臣が行った、国土交通省告示第395号により告示された都市計画法第59条第3項および第4項の規定により、都市計画事業の承認及び認可をした処分の取り消しを求めます。

福山バイパスと区画整理を考える会 第20回総会

内容

  1. 2016年度活動報告、会計報告、会計監査報告
  2. 2017年度活動方針、会計予算案
  3. 世話人と会計監査の選出
  4. その他

※瀬戸町からの報告

  • 福山道路(高規格道路全長16.5km、エ費17,00億円)は現在どうなっているか。
  • 西から:赤坂、瀬戸学区(3.3km)は瀬戸学区の7割(うち、山北地区は3割)まで買収が進んでいる。
  • 東から: 倉敷~笠岡間は、金光町、笠岡市近くまで工事が進んでいいる。

主催:福山バイパスと区画整理を考える会

『守られなかった奇跡の山 ―高尾山から公共事業を問う』

表紙写真『守られなかった奇跡の山 ―高尾山から公共事業を問う』

目先の利便性や経済性を疑い、貴重な自然を未来に残すことをめざした
その願いは引き継がれる

目次

  • プロローグ ―未来につながる高尾山の運動
  • 1章 奇跡の山・高尾山
  • 2章 公共事業に奪われた日常
  • 3章 私たちの活動の記録
  • 4章 裁判における挑戦と成果
  • 終章 高尾山から公共事業を問う
  • エピローグ ―育みの山

国分寺都市計画道路3-2-8号線事業認可取消事件訴訟終結にあたっての声明

2015年6月6日

1 本件訴訟と不当判決

国分寺都市計画道路3・2・8号府中所沢線(本件道路)の建設事業について、建設予定地の地権者を含む住民ら22名は、2007年12月25日、国土交通省関東地方整備局長の行った認可(07年11月)は違法であるとして、その取消を求める訴訟を東京地方裁判所に提起した。この訴訟は、2011年3月29日の東京地裁判決、2012年10月31日の東京高裁判決、そして、本年4月14日の最高裁決定により、いずれも住民の取消請求を認めない不当な判断が出され、訴訟手続は終結することとなった。

2 私たちが訴え明らかにしてきた問題点

本件道路は、国分寺市内のほぼ中央、住宅密集地のなかを、多くの居住用建物や一部畑地などの緑地をも撤去して、幅36m、長さ2.5㎞にわたって貫く道路を建設しようとするものである。

私たちは、提起した訴訟を通じて、本件道路建設の必要性は、認めることはできないものであり、計画そのものが不合理で取り消されるべきものであることを訴え続けてきた。

本件道路は昭和18年に計画されたものである。道路予定地及び周辺では昭和40年前後から急速な住宅化が進められたが、他方で、今日では人口減少により交通需要が減少していくことが明確となっているなど事情は大きく変更している。にもかかわらず、戦前に立てられた計画をさらに拡張して、250世帯約800人もの立ち退かせ540億円もかけて建設しようとするのが本件道路建設計画である。本件道路が必要性のない無駄な公共事業であること明らかである。

しかも、本件道路が建設されることにより多数の住民の居住の権利が奪われ、コミュニティが分断されるのみならず、騒音や振動、大気汚染など道路公害を激化させ、周辺住民に多大な被害をもたらすものである。

ところが、この計画に関しては住民参加の機会も与えられず、住民の求める建設計画の見直しも検討されずに、一方的に決定され強行されようとしているのである。

本件道路建設には、このように重大な問題が存在することが明確になっているにもかからず、それらを無視し検討もせずして事業計画を決定し、さらには本件道路建設の事業を認可したのである。この事業認可が違法であり、取り消されるべきことは明白である。わたしたちは、これらの問題を訴訟手続を通じて訴え、様々な資料や証拠により事実を持って明らかにするとともに、地域の諸団体と共同でシンポジウムなどに取り組み、環境悪化や健康への重大な影響など広く市民にも問題提起してきた。

3 裁判所の不当な判断と今後の課題

ところが、裁判所は、行政の裁量を広く認め、東京都や国側の主張を鵜呑みにし、住民の指摘した重大な問題に目をつむり、不当にも住民の取消請求を退けた。しかも、事業認可時点で、人口減少のデータが公的に明らかにされていなかったとか、PM2.5について環境基準化されていなかったなどとして、これらを行政が検討しなかったことを正当化したのである。裁判所は、人権の砦であるべき司法の役割を果していないといわざるを得ないものであり、このような裁判所の姿勢は根本的にあらためられなければならないものである。

他方、私たちが指摘した様々な問題は、裁判所の判断に関わらず、本件道路建設がすすめられるなかで現実化しつつある。本件道路の延長が予定されている小平道路建設計画に対しても事業認可の取消を求める訴訟も取り組まれている。

 

私たちは、道路問題に対する各地の運動、環境を守るたたかいを進めている全国のみなさんとも連携し、本件道路建設による環境破壊を許さず、住みよいまちづくりをすすめるために、取り組みを進めていくものである。

  • 国分寺都市計画道路3・2・8号線事件訴訟団
  • 国分寺都市計画道路3・2・8号線事件弁護団

第42回全国交流集会 ―車抑制・公共交通拡充をめざして―

  • 日程:2016年11月12日(土曜日)~13日(日曜日)
  • 開催地・会場:名古屋市 労働会館 アクセス(名古屋市熱田区沢下町)

プログラム

第1日目(11月12日)

  • 13時~16時30分 現地見学
    (集合:12時30分 JR名古屋駅 太閤口駅前広場ゆりの噴水

    • 名古屋環状2号線西南部→名四国道→環状2号線東南部→弥富相生山線(下車見学)→八事天白溪線→高田町線
  • 17時~17時45分 全体会(16時30分 受付開始) 会場:労働会館東館 2階ホール
    • 愛知県内の報告
      1. 高田町線 都市計画廃止の決定
      2. 八事天白渓線
      3. 相生山緑地の道路事業計画
      4. 環状2号線(東部・東南部)の工事による家屋被害
  • 18時~20時 懇親会 会場:労働会館東館 2階ホール

第2日目(11月13日)

  • 9時30分 実行委員長挨拶 大川浩正
  • 9時35分~9時55分 基調報告 橋本良仁(道路全国連事務局長)
  • 10時~11時30分 講演「微小粒子状物質PM2.5の研究と汚染状況」山上真紀子氏(名古屋市環境科学調査センター研究員)
  • 11時35分~11時50分 特別報告「道路騒音と騒音環境基準」足立修一弁護士
  • 11時50分~12時50分 昼食休憩
  • 12時50分~14時20分 講演「欧州・日本の公共交通と市民参加」南聡一郎氏(京都大学経済学部)
  • 14時25分~15時30分 全国各地からの報告
    1. 東京外環道をめぐる状況
    2. 東京の都市計画道路の問題(小金井市の都計道路)
    3. 横浜圏央道の運動
    4. 中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ル-ト沿線住民の会
    5. 中津リバ-サイドコ-ポ環境を守る会の運動
    6. 美作岡山道路をめぐる状況
  • 15時40分~16時 まとめ:アピール採択、次回開催地(千葉県)への引き継ぎ、閉会挨拶

参加費

  • 参加費 全国:2,000円 愛知県内:1,000円
  • 現地調査参加費:3,000円
  • 懇親会費:5,000円
  • 第2日目昼食弁当:1,000円
  • 宿泊(11月12日):7,500円(シングル、禁煙、税込)

注意事項

宿泊及び第1日目の現地見学を希望される方は、10月20日までに必ず申込み手続きを行ってください。宿泊希望の方はなるべく早くお申し込みください。

活動報告書提出のお願い

全国の運動団体の皆さま、当日の配布資料となる冊子掲載用の活動報告書を受け付けます。詳しくは開催案内をご覧ください。

活動報告書は事前に印刷製本して参加者に配布します。期限に間に合わない場合や会のニュースなどを追加で配布したい場合は、当日150部程度印刷して持参してください。

お問合せ

第42回全国交流集会開催実行委員会事務局

クラウドファンディング|郷土を守り公共の福祉と個人の幸せが両立する公共工事の在り方

自然あふれる農村集落である岡山県美咲町飯岡地区(上地区127戸、下地区65戸)に高規格道路「美作岡山道」が建設されようとしています! 高規格道路をみんなで考える会は、住民の生活に影響の少ないルートに変更する事を求めています!

この度、私たちは「公共の福祉と個人の幸せが両立する公共工事の在り方」をテーマに美咲町全戸に情報発信をしたいと考え、その費用(印刷代・郵送料他)30万円をクラウドファンディングで集めることにしました。

私たちの運動にご理解とご協力並びにご支援の程、心からお願いいたします。

支援方法

当会のウェブサイトも是非ご覧ください。