1976年6月、環境集会・全国公害被害者総行動デーが初めて開催されました。
当時、政府と財界は、悲惨な公害被害の実態を無視して、公害反対運動に対する熾烈な「巻き返し」攻撃を展開していました。これに対して、全国の公害被害者が「連帯して公害の根絶を」という旗の下に団結して総決起する行動に取り組みました。この総行動デーのたたかいは大きな成功を収め、全国の公害被害者は、闘えば勝利の展望がひらかれるという確信を持つにいたりました。
以来、毎年6月の環境週間に全国公害被害者総行動が行われています。
全国公害被害者総行動は、(1)公害被害者の救済、(2)公害の根絶、(3)環境再生とまちづくり、の3本柱の要求を基本に据え、戦争こそ最大の人間破壊・環境破壊という認識のもとに「公害の根絶と平和を求めて」というスローガンを掲げてたたかいを進めています。
道路全国連とそこに結集する全国の団体は、全国公害被害者総行動の取り組みに当初から参加し、集会やデモ行進、国土交通省及び環境省等への要請行動を行っています。