山岳トンネル建設に長年関わってきたトンネル技術者からみた
トンネル施工技術と難工事トンネルの現状と課題
- 日時:2017年2月18日(土曜日) 13時20分~
- 会場:文京区勤労福祉会館(東京都文京区本駒込4丁目35-15)
- 資料代:500円(院生・学生:無料)
講師:大塚正幸
- 北大土木工学科卒、土木学会、応用地質学会、トンネル技術協会会員
- 1965~1986鉄道建設公団、1985~1998清水建設(株)にて鉄道建設に関わる
- 山岳トンネルの補助工法(土木学会トンネル工学委員会山岳トンネル分科会)編集、土木学会・トンネル技術協会(鍋立山他トンネル施工技術検討)委員会委員
報告者は、長年にわたって山岳トンネルの建設にかかわってきたトンネル施工のスペシャリストです。この間とくに困難性の大きい膨張性地山でのトンネル掘削に従事し、膨張性地山の要因と、予知、メカニズムの解明に取り組み、技術指導を行ってきました。同時に施工中の大変形トンネルの各種施工対策事例の収集に務めてきました。こうした体験をふまえて、トンネル施工技術と難工事トンネルの現状と課題をお話しします。
- (1)トンネルの標準工法となったNATMの基本理念―もぐらのトンネルはなぜ潰れない
- (2)難工事トンネルの予知と対策事―例収集を中心に
- (3)難工事トンネルの分布と解析―地質・地質構造との関連
- (4)リニア新幹線トンネルが遭遇する難工事とその他問題
主催:日本科学者会議(JSA)リニア中央新幹線問題研究連絡委員会