特別講演「止まらない高速道路建設 ―その構造を考える」―圏央道計画の30 年を振り返って―

講師:寺西俊一氏(一橋大学大学院経済学研究科教授)

時間:2012年7月8日(日)14時30分~17時

会場:東浅川保健福祉センター(JR・京王高尾駅徒歩15分)

案内チラシ(912KB)

寺西先俊一氏プロフィール
 先生は、1984年8月に発表された圏央道建設の都内部分の計画に対して社会経済学的側面から批判研究し、その成果を住民との共同で『圏央道建設計画の総合アセスメント』(1988年 武蔵野書房刊)にまとめあげました。この出版物は、その後、日本全国の住民運動団体で活用され、2000年10月に提訴した高尾山天狗裁判では、重要な証拠資料となりました。
 2004年10月5日には、圏央道のあきる野~裏高尾部分の事業認定取り消しを求める行政訴訟において専門家証人として、「国の道路政策の誤りと圏央道の不必要性」との意見書を提出して東京地裁の法廷に立たれました。
 東京弁護士会はじめ多くの市民団体や住民運動団体、環境保護団体のシンポジウムや集会などで講師やシンポジストも務められるなど、環境経済学者として著名な研究者です。